前回とは違いバス停｢奈佐原｣を10:00に出発する。0.5K程なので登山口に9:10に着く。登山口は綺麗である。10:15出発する。階段をのぼり、歩き易い山道を10分程歩くと右に池を見るようになる。平辻池である。それから少し歩くと右に水路を見て歩くようになる。足元には珍しくラショウモンカズラの花を数株見る。少し歩き、道は直角に右に方向が変わる。直ぐに分岐標識があって左が京大地震研究所である。少し歩くと分岐があり、左が阿武山への登りである。ここから距離にして1Ｋｍ、標高差135ｍの道で、踏み込まれた歩き易い登山道である。11:00阿武山山頂に到着する。本日の天気も申し分ない。山頂は何時来ても綺麗に整備されている。山頂の展望が効くのは南東側だけである。
北西150ｍの所にある鉄塔下に向かう。ここは送電線がちょっと邪魔になるが、展望が良く、大阪市街が一面に見渡せる。ビル街の左端にアベノハルカス、右にスカイガーデンビルが見える。反対側はポンポン山方面で釈迦岳が印象的である。
鉄塔の北西に続く尾根標高差-90ｍ、距離にして0.7Kの所に｢安威川ダム湖展望地｣がある。今年6月30日まで工事の為通行止めになっている。今日は連休なので工事は休みと思い、強行する。標高640mの所から約2.5m幅のコンクリート道が出来て、標高230m付近で分岐になり、標高230mの所の左に従来の車道と結ぶようである。コンクリート道は標高220mで行止りである。
ここからは従来の道で歩いて展望地へ向かわせるようである。従来の踏み跡を伝って展望所に出る。この工事の意図が解った。どうも安威川ダム湖と展望地を観光名所にする目的に造っていると判断した。
相変わらず展望は素晴らしい。今回は新しく出来た階段を標高差10ｍ程下り、新たにパノラマ写真を撮ってみた。真下に堤防があり、この時水位はほぼ満タンになっていた。ここの写真は何回撮っても絵になる。右手上方には見慣れた竜王山があり、絵になる。
引き返し、20分程で鉄塔下展望地に戻る。ここで昼食を済ませる。
さあ前回見たキンランはどのようになっているだろうか。その前にアセビ峠の手前に阿武山のご神木がある。標識には「エノキ」とある。一本大木でなく根元から枝が分かれた株立ちになった大木である。最初はカシの大木と思ったが葉っぱから見てやはりエノキである。エノキは枝分かれが多く、縁起の良い木と言われ神社では多くご神木としているところが多いようだ。
標高235ｍ辺りに下った左側に木の囲いの中に毎年ギンランが見られたが、今年は何故か影も形も見られなかった。
アセビ峠では白い石楠花と紫の石楠花等3種類が開いていた。
それから少し下ると、標高220ｍ付近に６か所程キンランがあるが2株は花が散り、4株はまだ残っていた。
次は貴人の墓の傍だ。お墓の前側の所に３か所キンランがあり、一か所は花が散り、2株はまだ花を付けていた。
