岡山・泉山

　登山日時　　2013.9.8(日)　ﾊﾞｽﾊｲｸ　有志　16名　　　天候　曇り後晴れ

行程

高槻 (7:00出発)　＝笠菅峠 ｢850m｣(10:05着､10:20出発) →0.5K登山口｢900｣(10:31) →(5分) →(反射板5分)→1.8K泉山1209m (11:55−12:20昼食) →0.7K中央峰1198m (12:40-12:50)→0.8K井水山1150m (13:20-13:30)→1.2K福ガ乢｢885｣ (14:10-14:20) →1.8KAコース登山口｢560｣(14:55)　→1.0K泉�ｰ神社 ｢470m｣(15:10到着)　=西屋広場（15:20、15:35出発）＝高槻(19:15着) 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  　｢標高｣(休憩時間)
標高差　360(740)m、歩行距離　7.8Km、所要時間　4:50(歩行時間　3時間　45分)

概況

　　　　16人を乗せた小型バスは高槻を7:00出発する。茨木ＩＣで名神に入り、中国自動車道を経由して院庄ＩＣで降り、Ｒ179を北上し奥津温泉を右折し、10:05笠菅峠に着く。
直ぐに準備をし、10:20出発する。南に向かう林道を10分歩くと標識があり、右に登り階段のある登山口に着く。樹林帯の中標高差にして170mをゆっくりと登る。足元にはママコナが咲き乱れていた。30分ほど歩き尾根に出たので最初の休憩を取る。
尾根を10分ほど歩くと右に反射板のある鞍部に出る。電波（マイクロ波の）反射板である。板の前面に7本の綱がぶら下がっている。この綱の目的は多分板の機能維持のための雪や氷落としの為であろう。今日はまだ雲が上がっていないため展望は悪い。本来なら後方に花知ガ仙、角ガ仙、東には那岐山の山々が見える筈であるが、残念ながら真っ白で何も見えない。進行方向の南を見ると微かに二つ頂きがあり、左側奥の頂きが泉山である。尾根には綺麗なクマザサが生え、登山道は綺麗にカットされ整備されている。所々ピンクのミヤマナデシコが咲いていた。30分ほど歩き本日の最高峰1209.1m一等三角点(点名：泉ケ山)のある泉山に11:55到着した。丁度時間も良いので此処で昼食とした。360°の大パノラマの筈であったが、残念ながら何も見えない。

　　　　　　　　電波反射板(10:20)　　　　　　　　　　　　　　　クマザサ尾根を進む(10:26)　　　　　　　　　　泉山1209.1m(一等三角点：点名泉ケ山) 　　　　泉山山頂にて(12:15)
　記念写真を撮り、次の南のPeak中央峰に向かう。本来ならこれから向かう中央峰、井水山が綺麗に見える筈であるが、残念でならない。一旦下り、登り返して20分で中央峰1198mに立つ。
　　　　　　10分程滞在し次のPeak井水山に向かう。中央峰より南西の尾根を下る。この辺はホツツジの群生地である。ちょうど満開であった。10分ほど下りきった所に中林ノ滝への分岐を確認する。この辺に津山高校ヒュッテがある筈であったが、何故か見ることが出来なかった。多分樹木の陰になっていたのであろう。登り返し最後のPeak井水山1155mに13:20に到着した。まだガスが晴れず、見通しは良くなかった。
　10分程滞在し下山する。これからは下る一方である。今まではクマザサばかり見ていたが、10分程歩くと初めてブナの木々に出遭えた。それから10分ほど下ると急に視界が開け前方の山々、麓の風景が見に飛び込んできた。一人これから登る男性とすれ違うが、羨ましく感じた。それから10分ほど下り、標高885mの福ガ乢に14:10到着した。此処で後人の4人を待つ。「乢」(ﾀﾜ)とは古語辞典でみると「山の尾根の線のくぼんで低くなった所」とある。俗に言う鞍部、コルである。通常なら此処から井水山の左側に覗き岩が見える筈だが、まだ山頂までは雲が上がっていないようである。

　　　　　　クマザサの尾根道(12:54)　　　　　　　　　　満開のホツツジ(12:59)　　ブナの木もあったよ(13:38)　　　　　　やっと視界が晴れた(14:05)
　福ガ乢から養野（ヨウノ）に向かって沢筋を下る。樹林帯の沢筋に沿って道なりに歩くと何時しか杉林の尾根道を歩いていた。相変わらず遅い4人を待つ。尾根道を下りきると｢Aコース登山口｣の標識のある林道に出た(14:55)。林道からはちょうど井水山の左側の切り立った｢覗き岩｣の垂直部が雲に遮られながら覗いていた。林道を10分程下り、泉�ｰ神社の本殿に着く。無事に歩き終えたことへの感謝を込め参拝する。少し下って鳥居を潜り、待ってくれていた小型バスに乗り込む。この辺は養野という所である。少し下って吉井川を渡って朝通ったR179に出る。左の津山方向に少し行った左にトイレ及び駐車場のある川傍の広場に駐車する。そこで着替え、帰り支度をする。丁度この頃には空は晴れ渡り、さっき歩いて来た泉山山系が左奥から泉山、中央峰、井水山と綺麗に姿を見せていた(15:30)。バスは15:35出発し、ビールで乾杯をする。途中コンビニに寄り、アルコールを補充し、高槻へと向かうのであった(19:15高槻着)。　　　　

　　　　　　　　　　福ケ乢(14:10)　　　　　　　　　　　　　　　　　　のぞき岩の垂直部(14:56)　　　　　　　　　　　　　　　泉�ｰ神社にて(15:09)

所感

この泉山は8年前205.3.20残雪の雪山以来の2回目であった。当時の記憶を思い出しながらの山歩きであった。片道3時間以上の山行はバスに限る。出発時の天気は雨であったが、秋雨前線の南下に伴い、西北に位置する岡山の泉山山系では雨は上がると確信にていた。案の定雨は上がり、雨具を付けずに出発することが出来た。泉山山系は湯原・奥津県立自然公園の一角をなし、立派な爽快なクマザサの稜線を歩くことが出来、帰り際にはR179から美しい泉山山系を見ることも出来たのは嬉しかった。登山ルートは色々あるようであるが、一番良いと思われる笠菅峠から泉山−中央峰−井水山―福ガ乢の尾根ルート歩きであり、ほとんど360°展望の筈であった。残念ながらこの日の天候は雨上がりの天候で、北方面の花知ガ仙、角ガ仙、東方面は那岐山も見ることが出来なかった。それでも雨に会うことなく、秋の花であるママコナ、ミヤマナデシコ、ホツツジ等を見ながらの山歩きとなった。