定年(2001.2.28)後体調が悪くなり、病院のハシゴ通いの時、阪大のある先生から｢あなたの体調の悪い原因は運動不足かもしれない｣と言われ、柏澄子作｢山登りの始め方｣を買ってきて、2003.5.29を皮切りに山歩きを始めた。初めて六甲山に足を踏み入れたのは2003.11.18単独での六甲山最高峰931ｍであった。その後機会あるごとに登り、現在は最後のページの「参考｣にあるように37回の山歩きとなり、ポンポン山、比良山に次ぐ3番目に多い山となっている。六甲山は神戸市街地の西、須磨から北側、宝塚まで距離にして30Ｋｍ、幅4-6Kmにて伸びている山塊である。六甲山にはドントリッジとかシェール道とか西洋の人の名前が付くほど西洋人たちにも親しまれた山でもある。六甲山の良い所は登下山の交通の便が良いところ、それから良い展望のある箇所が多い点等である。東から大阪市街、大阪湾、関西空港、六甲アイランド、神戸市街、ポートアイランド、神戸空港、淡路島、明石大橋、たまには小豆島、四国まで望むことが出来る。また、山行後有馬温泉で湯を楽しんで帰ることもできます。山の中でも色々と好い所がありますが、中でも好きな光景の一つは｢穂高湖｣越しに見る尖った｢シェール槍｣の姿です。六甲山塊には沢山の山があり、山という名前の付く山を35座登って、登りたい山はほぼ登った感じでもある。そんな関係で今回今まで登った紀行をまとめ、製本化した次第である。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2022.12.31